日本でベトナム人と結婚をしてこれからも日本で生活するために学生ビザから配偶者ビザに切り替えようといろいろ調べてみると「とても悪い条件」=「ビザ取得が厳しい条件」に当てはまっていることに気付いた。
そんな方はいませんか?
私もネットで調べてもなかなか同じような状況の人の情報が足りなくて焦ったのを覚えています。
私が情報収集し始めた2017年、2018年年明け頃も日本人男性ベトナム人女性の方や在越日越夫婦のブログは当時もけっこうあったのですが立場や状況が変わればまた話も変わるので途方に暮れてました笑
この記事ではタイトルの通り、配偶者ビザ取得条件が厳しかった私たち日越夫婦がどのようにしてビザをGETしたか共有したいと思います!
まず、配偶者ビザ申請にどんな書類や手続きが必要かはこちらのサイトにわかりやすく書いてあったので外部リンクを貼り付けておきますね。私も参考にさせていただきました。
アジア人は欧米系の外国人より審査が厳しいみたいだけど、
欧米人と結婚した夫婦でも日本移住の際に
「貯金が2千万あったから無職でも余裕と思っていたのに自分たちで申請したら許可が下りなかった」
「すごく大変で両親に迷惑をかけた」
生活を支える日本人の安定した収入が1つの鍵となるようですね。
日本人側もパートナーも普通に日本の規則に則って生活していればなんの問題もないみたいですけどね。
ということで、仕事や貯金、収入源があり、パートナーの交際歴も長く、素行もよい方々など、特に問題ない方にとっては配偶者ビザ取得は難しくないことだと思うのでこの記事はオススメしません。
この記事はこんな方におすすめ
- 日本人の収入が少ない・無職・前年度収入0
- 交際期間が短い
- 年の差婚
- お互いの共通言語ができない・初級程度
- (日本で)学生時代外国人パートナーがオー○ーワー○をしていた可能性あり
- 学生時代の出席数が悪い
- パートナーとなる相手が欧米系以外の出身
↑これに当てはまりまくる私たちも配偶者ビザを取得できたのでどうやって問題点をクリアしてきたか共有しますね。
プロにお願いしよう!
結論から言うと、ビザ申請の手続きは行政書士さんにお願いしました。
私たちの状況は難しい案件だと判断したため、ここはプロにお願いした方が早くて確実だと思ったからです。
依頼側としてどのような点を見て判断したかというと・・・
・過去の実績=ビザの取得率
・今まで同じような方がいたか
・ビザを取得するのにどんな方法があるのか
・ビザが取得できなかった場合の対応
・料金が明確か。後に追加料金はないか。返金制度はあるか
・対応は素早いか。話しやすさや誠実さ
A社とB社どんな感じだったかまとめてみると・・・
A社
・終始驚かれていた。
・収入の低さにそれじゃ生活できないでしょうと言われた。
・申請できなくもないが、危ない綱渡りをするようなものだろうといわれた。
B社
3パターンの申請方法を提案してくれた。
もし不許可でもその後2回再申請し、それでもだめだったら迷惑料を3万円プラスして返金しますと説明があった。
選ぶなら断然B社ですよね。B社は+@期待以上の情報と説明をしてくれて「この方に任せれば大丈夫だろう」と、とても心強かったのを覚えています。
その後、即契約をしたのですがメールや電話、郵便、直接事務所に書類を提出等、臨機応変に素早い対応をしてくださいました。
料金について
気になる料金ですが、私たちの場合、難易度加算料が基本料金プラス35000円+税かかり、合計140400円かかりました!
お願いする行政書士法人にとって異なると思いますが、難易度とは例えば、実際に会った回数が2回以下とか夫婦の年齢差が15歳以上、(元)技能実習生との結婚などなど難しい案件だとその案件によってか料金が加算される仕組みです。
わたしの場合は「日本人側の年収が低収入(納税ベース)または無職」というのが当てはまりました。
先に着手金として半額振り込み、残りは成功報酬としてビザを取得できたときに振り込むかたちでした。
書類を揃えよう!
フルサポート契約だと必要書類の収集代行とかもしてくれるらしいけど、必要書類は自分で集めました。
書類は、その人その人によって異なるので行政書士担当者さんが個人に合わせた必要書類のリストアップをしてくれました。
必要書類は個人個人の状況や申請方法によって異なると思うので必ず自分で確認してくださいね。
参考外部サイトはこちら↓↓↓
[/st-mybox]結婚ビザの必要書類と申請書類の書き方【配偶者ビザ】記事一覧
私の夫は学生ビザから配偶者ビザに切り替え予定でしたが、留学生時代のアルバイトの時間が危うかったため、一旦学生ビザを返し、ベトナムに帰国してから呼び寄せるプランで進めることにしました。
余談ですが、婚姻届けを出したとき夫はまだ学生だったのですが、「結婚する」と決まってから私が気づく2、3週間ほど学校を休んでいたんですよ!!一緒に住んでいて毎日「行ってきま~す」と家を出てたので油断していたらそのまま以前住んでいた友人宅へ行きゲームをしていたそうです。発覚したときは夫は反射的に土下座してました(笑)
いや~学校休んでたなら婚姻届けも一緒に提出できたし、ビザの手続きでこっちが必死になってるのに(出席日数もビザ申請に影響するかもしれないのに)自ら状況を悪くしてどうするんじゃ!と思いました。
私が用意するように言われた必要書類のスクリーンショットはこちら↓
え、メールのやりとりとか通帳の残高も提出しなきゃならないの?
うん。結構恥ずかしいよね。
私たちは主にメッセンジャーでやり取りをしていたんだけど、夫は絵文字の連打とか変な日本語ばかりだったからけっこう困ったな。
質問書
質問書も、初めて出会った時期や場所、交際を開始することになった経緯やプロポーズの場所や月日、相手の国に何回行ったかとか夫婦間の共通言語など詳しくかかなければなりません。
こちらのサイトに書き方の見本等が詳しくかいてあります
私にとっては書くのに苦労するものばかり。
だって、、プロポーズされてない、、相手の国に1度も行ったことがない、共通言語日本語だけど理解度も乏しい、、。
年齢も離れているし(年の差12歳)交際期間も短いので(僅か6か月で結婚)「結婚詐欺」を疑われやすい。
書けば書くほど「結婚を疑われる怪しい夫婦」だったからです。
まぁ、同じ状況の友人が国際結婚しようとしてたら「考え直した方が…」と私も思う状況だったかもしれません。
よくそんなんで結婚したなと我ながら思いますが、またいつかなれそめ等結婚までの経緯もブログで紹介できたらと思います(笑)
メールのやりとりは・・婚前から同棲していたのでそれが証明できるような会話をA4用紙にコピペ。
写真も一緒に生活していることがわかるような2人で歯磨きしているところとか部屋での様子、結婚のあいさつで私の家族に会ったとき集合写真を準備。
相手の親ともスカイプなどのビデオ通話で紹介済みと説明(←書類申請前実際に会いましたが提出したときはベトナムに行ったことすらありませんでした)
お互いの共通言語は翻訳アプリの使用や私が日本語をかみ砕いて会話をすることで成り立つことを記載しました。
収入関連
状況1
状況2
しかも私は2016年12月まで海外に住んでおりその年の日本での収入は0なので納税もしていなかった=納税証明書を提出できない、2017年2月に手術をしたこともあり、2017年は4月から12月の8か月しか働いておらず収入も少ない=低収入で生活できるの?と疑われやすい状況だったのです。
不正で納税していなかったとか怠惰で働かなかったわけではないけれど、書類だけだとそんなことわからないし、配偶者ビザ取得が難しい案件となってしまった一つです。
解決策1
解決策2
それから前年、前前年の課税証明書を提出することで不正じゃないことを証明できました。
さらに、収入がある弟に追加で保証人になってもらうことで解決しました。
ポイント
これから本当に日本で生活できるのか。金銭面を含む生活能力が問われる。
事情があって仕事が決まっていなかったり、収入が不安定な場合は、配偶者以外の保証人になってくれる人を探そう!
中には学生同士の結婚で親に保証人になってもらい、その他は自力で配偶者ビザを申請!という方もいらっしゃいましたよ。
揃えてもらった書類はこちら↓↓↓
揃えてもらう書類もたくさんあるし、通帳残高や給料明細など身内でも知られたくないであろう書類を用意してもらって申し訳なかったです。
ちなみに弟は自営なので源泉徴収所がなく、代わりに課税証明書と確定申告を提出しました。
親は既に退職+シルバー人材で働いているのですが通帳などは見せたくない!知られたくない!と嫌な顔をしていました。そりゃそうだよね。結婚は個人の自由だけど、国際結婚の場合家族の協力が必要だということを身をもって知りました。
3月に在職証明書以外の書類を提出したので、ベトナムで結婚式をして(結婚式の写真もメールで行政書士さんに送りました)日本に帰国する4月上旬頃にはもう申請してるのかな・・・?と思ったけど、やはり採用証明書・在籍証明書がないと厳しいようで、すべて書類が揃い入管管理局に申請してもらったのが4月下旬でした。
配偶者ビザ取得
4月末に入管に申請し、2か月もしない6月、許可が下りたと連絡がきました!
書類さえ揃えばあとは行政書士さんが申請等手続きをしてくれるのでとてもスムーズでした!
書類を受け取り、それをベトナムに送付→ベトナムにある日本大使館でビザの手続きを済ませばパートナーは入国できます。
待ちに待った日ですね。
なかなか書類を揃えることに時間がかかり、しびれを切らしていたところです。
ここでめでたしめでたしではない。
この話には実は続きがあるんですよ。
個人的なことなのですが、
ビザ取得を喜ぶ夫は友達の家から自宅に戻る途中、なんと・・・
バイク事故に遭ってしますのです。
義姉から急に送ってこられた病院での画像
え?なに?どうしたの?
急に飛び出してきた野犬をよけようと転んでしまったようです。
その年は戌年だったのですが正月浅草に行ったとき夫が犬の置物を購入したんですね。不吉にもその置物を事故数日前割ってしまったのを思い出しました。 これが虫の知らせというものなのか。
鎖骨を折ってしまい、手術。起き上がることができないみたいで来日はしばらく延期になりました。
ベトナムで保険も入ってなかったので手術代も高かったですし、翌年も鎖骨に入れたボルトを抜く手術をしにベトナムに帰国しています。
でも、生きていただけでも良かったと思います。
注意
ビザが取れても油断禁物!!浮かれずに!!!
在留カードはすぐもらえるの?
ベトナムにある日本大使館や空港で在留カードがもらえると思いきや、来日後、後日郵便書留で送るとのことで変わりにパスポートにその旨が書かれているシールを貼ってもらいます。
区役所での手続き諸々を済まそうと役所に行くと、担当女性は在留カードがないと聞くや否や「そんなはずはないです。空港でもらうものです。」と言い切ります。負けじとパスポートにこう記載がある!」と見せたら「ほんまや!」的な軽い反応で手続きを進めていましたが、これが外国人夫のみとか反発できない方だったら言われるがままに何もできずUターンしてたかもしれません。まず疑ったことに「謝れよ」と思うのですが。
日本の役所もまだまだですね。
ポイントとまとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
これから配偶者ビザ取得をお考えの方でこの記事を読んでくださってる方々も各々状況が違うと思います。
また、似たような状況の方々が少しでも不安解消されたら幸いです。
この記事に書かれている情報や必要書類はあくまでも「わたしの場合」管理人らんが経験したものなので、「へぇ~そんなに大変だったんだ~」「でも、なんとかいけそうだぞ!」くらいの気持ちで心の隅に置いていただけたら幸いです。
さいごにポイントをまとめたいと思います。
以上、外国人配偶者ビザ取得・切替条件が難しかった私たちの経験談でした。
なお、配偶者ビザの更新は驚くほどシンプルでしたのでご安心を~!!
皆さまが良い結婚生活を送れますように!